乾杯!ビアクーヘン
8年目となる2023年秋のバウムクーヘン博覧会には、
メルヘン日進堂は、「乾杯!ビアクーヘン」「お菓子な彩えんぴつ」そして、
「Pure White Baumkuchen」(ピュアホワイトバウムクーヘン)の3種類をご当地バウムコーナーに出品しています。
バウムクーヘン博覧会の楽しみ方、ご当地バウムコーナーの選び方をご紹介
<執筆者プロフィール>
石川県珠洲市で創業110年の伝統のある洋菓子店
メルヘン日進堂がお菓子づくりを行っているのは、石川県珠洲市(すずし)。自然豊かな田舎のまちです。おかげさまで2023年2月に創業以来110周年となり、バウムクーヘン製造の歴史は約50年になります。
バウムクーヘンの歴史と伝統を学び、材料や製法の厳格な制約をできる限り守りたいと考えております。とりわけメルヘン日進堂では、ドイツ伝来の製法である、卵の白身と黄身を分け、卵の白身の力で焼き上げる「別立て製法」を守り続けております。
また、制約があるからこそ、もっと美味しくするにはどうしたら良いのか、私たちがこの地で焼くオリジナリティをどう出していくのかと、素材選びにはじまり、創意と工夫の連続でお菓子づくりを行っております。
地元産の素材を可能な限り使用しているのは、やはり、おいしいから。少しでもこの町の美味しさをお菓子でお伝えしたい。そしてお客様の体と心の健康を第一に考え、より自然な原料と丁寧な製法でお菓子の新鮮な美味しさをお届けしたいと考えております。
日本では、バウムクーヘンはとても身近で親しみやすいお菓子として定着していますが、(もうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが)、実はドイツが起源のお菓子です。
本場ドイツでは、バウムクーヘンの基本材料は「バター、卵、小麦粉、砂糖」の4つと定められていて、製法にも厳格な規定があります。さらに、国から認められた職人しか焼く事ができないなど、「材料・製法・職人」の3つが揃ったものしかバウムクーヘンとは呼べないとのことです。本場ドイツの規定に当てはめると、日本で「バウムクーヘン」として出回っているものの中で、本場でもバウムクーヘンと呼べるものは、実は少ないのかもしれません。
バウムクーヘンは、一層一層、ゆっくり、ゆっくりと手作業で焼いていきます。
それは400℃から500℃にもなる直火の前でとても根気のいる作業です。
薄い生地を塗り、何層にもわたりその都度焼き固めていく為、天気や湿度によって焼き加減が左右されやすいのです。その為、時には焼き上がる寸前に、芯棒から落下することもあり…うまくいく事ばかりでもありません。
そういう意味では、バウムクーヘンの重ね焼きは、まるで人生の一日一日と同じようにも感じられ、知れば知るほど、味わえば味わうほど、深く、親しみを感じるのもその為かもしれません。
「美味しいわ!つながるわ!」このキャッチコピーのもと、いよいよ『バウムクーヘン博覧会2023秋』が開催されます!
バウムクーヘン博覧会は、“バウムクーヘン”というまぁるいリング状のお菓子がおよそ300種類も一同に揃い、日本中のバウムクーヘンにめぐり会えるという特別な空間です。
バウムクーヘンというお菓子を通して、地域と人、そして“おいしさ”と出会い、不思議と心もまぁるくなって、みんなバウムクーヘンが好きになっちゃうお祭りです♪
メルヘン日進堂としては、第1回目から出品させていただいておりまして、今年で8年目の参加となります。バウムクーヘン博覧会の印象は、回を重ねるごとに、わくわく感や演出がプラスされ、つくり手として、またバウムクーヘンを愛するものの一人として、まる一日楽しめる最高のイベントであり、知れば知るほど伝えたくなる仕掛けが盛りだくさんのイベントです!
バウムクーヘン博覧会の会場にお越しなられたら、まず、見渡す限りのバウムクーヘンの量に驚かれることでしょう。全国津々浦々のバウムクーヘン職人が人生をかけて焼いていらっしゃる、バウムクーヘンが勢ぞろいしているわけですから、本当にすごいことなのですが、「ありすぎて選びきれない!」というお声も聞こえてきそうですので、バウムクーヘン博覧会でのバウムクーヘンの選び方のコツを少しだけご紹介させていただきます。
(意中のバウムをGETするには)
バウムクーヘン博覧会常連様は、きっと本命買いをされたい事でしょう。
本命買いをするには、下調べが必要です。ご当地バウムクーヘンのコーナーは、都道府県ごとに商品が陳列されています。開催前に、あらかじめ手に入れたいバウムクーヘンと、そのメーカー様の都道府県をお調べいただくことで、スムーズにお目当ての商品の置かれている場所に行くことができます。
人気のバウムクーヘンはすぐになくなってしまうこともありますので、意中のバウムをGETできるように自宅から準備しておきましょう。
<2023年名古屋会場 参加店舗様紹介ページ>
https://www.baumkuchenexpo.jp/event/3536※会場ごとに出品される店舗が変わるので、バウムクーヘン博覧会のホームページをチェックしてくださいね。
ご当地バウムコーナーには、日本全国ありとあらゆるバウムが揃っておりますので、出会った瞬間のインスピレーションを大切にして、目に留まった工夫をこらした特徴あるパッケージや、おもしろいネーミングのバウムに出会ったら、購入してみるのもオススメです!
ご当地バウムは、各都道府県の特色や地域を表現したものも多く、素材や焼き方にもこだわりや特徴がたくさん詰まっていますので、開けてからのお楽しみに!
先ほども少し書かせていただきましたが、バウムクーヘンは本来決まった原材料や製法のものしか、本場ではバウムクーヘンと呼べないのです。とはいえ、見た目だけでは判断が難しいのも事実です。そこで、裏の表示を確認してみて、「バター、卵、小麦粉、砂糖」の基本材料があったら、本場ドイツ流のバウムクーヘンなので、本格派がお好きな方は、ぜひ手に取ってみてください。
また、バウムクーヘンの材料はシンプルだからこそ、基本材料以外の地方ならではの特産品などが入っている場合も、ご当地ならではの美味しさがあるはずなので、要チェックです。
最後に、みなさまにオススメしたいことは、この様にたくさんの種類のバウムクーヘンが揃う機会はございませんので、ぜひ、2個以上のバウムクーヘンをお買い求めいただき、ご自宅のテーブルで食べ比べを楽しんでいただくことです。食べ比べをすることで、同じように見えても、それぞれ全く違う味わいがある事を感じていただけると思います。
今回は、ご当地バウムクーヘンに絞ったオススメの買い方をご紹介させていただきましたが、会場では、本当に様々なこだわりや特色のあるバウムクーヘンがございます。
ぜひ、ご紹介した選び方以外にも、ブース出店していらっしゃる店員さんのお話を聴くなど、あらゆる視点でのバウムクーヘン選びに挑戦していただければと思います。
みなさまにご自身の好みにあったバウムクーヘンとの出会いがありますように願っております。
乾杯!ビアクーヘン
8年目となる2023年秋のバウムクーヘン博覧会には、
メルヘン日進堂は、「乾杯!ビアクーヘン」「お菓子な彩えんぴつ」そして、
「Pure White Baumkuchen」(ピュアホワイトバウムクーヘン)の3種類をご当地バウムコーナーに出品しています。
ピュアホワイトバウム
ピュアホワイトバウムは、創業110周年を記念して作られた、白い卵を使用して焼き上げた特別なバウムクーヘンです。本場ドイツの規定のとおり、原材料にはバターを使用しており、ドイツ伝来の製法にこだわって焼き上げております。メルヘン日進堂の本店限定のインターネットでは販売していない商品で、バウムクーヘンマニアのお客様が珠洲の本店までお買い求めにお越しになられるほどの人気商品です。
普段は珠洲の本店でしか買えないこちらの商品を、バウムクーヘン博覧会のご当地バウムクーヘンのコーナーで数量限定販売していますので、ぜひこの機会に全国のお客様にも味わっていただきたいです!